クリニックブログ
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塩田武士さんの『騙しの絵の牙』を読了しました。実はこの小説は大泉洋さんの主演で映画化され、実は明日公開予定だったのですが新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されたんです。延期は残念ですが、映画を見る前に単行本で楽しめるチャンスでもあるので、是非読んでいただきたい一冊です。
さらにこの本の制作には面白い背景があります。作者は大泉洋さんを小説の主人公として想定し、出版界と大泉を4年間徹底取材した上で書き上げた一冊なんです。それもあって表紙には大泉さんが当て書きされており、この振り向きざまににやりと笑う姿を見るだけでも色々ストーリーへの想像を掻き立てられます。
出版業界の不況の煽りを受ける大手出版社「薫風社」は、社長の急逝によって次期社長争いが勃発し、専務の東松による大改革が始まり、雑誌が次々と廃刊の危機にさらされます。
薫風社が手掛ける、カルチャー誌「トリニティ」の敏腕編集長である、速水こと大泉洋さんが、持ち前のユーモア、営業力を駆使して、雑誌存続のために奔走するストーリーです。個性的な登場人物一人一人が、個々の出世のため、そして会社存続へ思惑を秘めており、最後には誰が味方で誰が敵なのかと翻弄させられながら読み進めていく事になります。まさかの展開に最後までドキドキ、ワクワクが止まらないので、よかったら読んでみてくださいね。
6月に入り急に暑くなり、すっかりじめじめした梅雨になりました。この季節に注意していただきたいのが、脱水症や、それに伴う血栓が原因となる脳梗塞や急性心筋梗塞です。糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬は、尿から糖を排泄し血糖コントロールを改善し、体重減少も期待できる非常に効果的な内服薬です。一方、糖とともに水分が排泄されるため脱水を引き起こし、使用方法に注意が必要な薬剤です。内服されている方は副作用を防ぐために水分を普段より多めに摂取するなど工夫が必要です。
また、この時期注意が必要なのが帯状疱疹です。免疫力が落ちた時に発症しやすく、わき腹などの激痛が出現し、2.3日してから水泡を伴う発疹が出現するのが特徴です。50歳以降で増加し70代がピークと言われており、特に糖尿病のある方は発症リスクが高いうえ、治療が遷延することがあり注意が必要です。
Toyama N,et al:J Dermatol Sci.2018;92(1):89-96
『池田内科御池クリニック』では帯状疱疹の発症や、帯状疱疹後の神経痛を予防したり、症状を軽減する効果がある帯状疱疹ヘルペスの予防注射を行っております。
初めて糖尿病を指摘された方はもちろん、血糖コントロールや現在の治療に対してお悩みの方、またワクチン接種希望の方はいつでもご連絡ください。
今日もみんなに幸せライフ🍀
京都市役所からすぐ中京区の糖尿病専門医池田内科御池クリニック公式ブログ