京都市役所からすぐ糖尿病専門医の池田内科御池クリニック

ご予約 / お問い合わせ
075-253-6627

京都市役所からすぐ糖尿病専門医の池田内科御池クリニック

MENU
電話
クリニックブログ
受付事務さん募集中

クリニックブログ

Clinicblog

高血圧の基準が変わったのはご存じですか?

  • 2019年12月6日

12月に入り急に寒さが本格的になってきました。クリニックの前の御池通りは街路樹の落ち葉でいっぱいで、毎日朝の掃除が大変になってきました。

今日は先日改定された高血圧の基準についてお話したいと思います📚

高血圧で治療中の方はすでにご存じかもしれませんが、実は、冬は普段より血圧が上がる方が多いんです。寒いと血管が収縮すること、冬は運動不足のために肥満になること、忘年会や新年会も増え、アルコールが増えること、また、寒い日は温かい麺類やお味噌汁が多くなり塩分の摂取量が増加することなど、様々な影響が想定されます。

先日、海外での研究結果などを参考に、高血圧の基準や治療目標が変更されました。収縮期血圧(上の血圧)140mmHg、拡張期血圧(下の血圧)90mmHg以上を『高血圧』と診断するのは変わりないですが、収縮期血圧(上の血圧)130-139mmHg、拡張期血圧(下の血圧)80-90mmHgを『高値血圧』と呼ぶようになったり、家庭血圧での基準をそれぞれ”-5mmHg ”とし家庭血圧もしっかり評価の対象とするようになりました。

また、患者それぞれの背景をもとに、脳や心臓の病気のリスクを層別化し治療を行うようになりました。例えば、65歳以上の方、男性、脂質異常のある方、喫煙者はそれだけで中リスクとして塩分制限や運動療法、ダイエットなどを開始し、改善がない場合はお薬の開始が必要となります💊

一方で、自分が高血圧であることを気づいていない人が約35%、高血圧と気づいているにも関わらず治療していない人が約50%、さらに高血圧で治療中にもかかわらずコントロール不良の方が約30%いるとう報告もあります。

高血圧の治療目標は75歳未満の方、脳心血管病、腎臓病、糖尿病のある方は130/80未満、75歳以上のかたは140/90(高齢でも忍容性があれば130/80)です。

高血圧は脳心血管病や認知症などのリスクになります。

『池田内科御池クリニック』では、患者様一人一人にあった治療目標をお伝えして、一緒に治療を選択させていただきます。

高血圧の薬は一度開始するとやめることが出来ないと勘違いしている方も多いようですが、決してそんなことはありません。検診で高血圧を指摘された方、今の治療でいいのか不安な方、なんとなく薬を飲んでいるけど治療目標に達していない方はぜひご相談ください。

今日もみんなに幸せライフ🍀

 

京都市役所からすぐ中京区の糖尿病専門医池田内科御池クリニック公式ブログ

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ